目指せ!実情に即したSE! 求められる能力についての要綱

意思疎通のための言語能力

クライアントの要求分析に始まり、その実現に向けた設計書の作成、プログラマーに実装を依頼して目的のシステムを開発し、クライアントに納入することがシステムエンジニアの仕事です。プログラマーが大工とするならばシステムエンジニアは建築家といえます。システムエンジニアに言語能力が必要なのは、クライアントの要望を的確に捉え、それが実現可能であるかを把握し、要望の曖昧なところは適宜クライアントに解決方法を提案し、実現に向けた設計図を書くことが求められるからです。

設計図を書くことにおいても、誰が見てもその内容がよく分かるようにわかりやすく書く能力も求められますし、どのプログラミング言語で実装するのが適しているかということも判断できなければなりません。設計図を書いたらそれをプログラマーに渡して実現してもらうのですが、おかしなところがあれば間違いを指摘できるレベルのプログラミングへの理解も求められます。プログラマーとクライアントの間に立ちどちらの言い分も的確に理解し、システムの実現に向けて様々な提案ができることが求められるのです。
そのためにはプログラミングが理解できるというようなレベルではなく、もっと広い意味での言語能力が必要になることが理解できるでしょう。関係者全体と適宜意思疎通をして言いたいことを把握し、解決していくことがシステムエンジニアの仕事なのです。エンジニアは35歳が定年などと言われることがありますが、これらの能力が求められるので、むしろ35歳からが本番と言えます。実際に50代になっても活躍しているシステムエンジニアの方も多くいます。